ハイエースのABS効き過ぎは調整出来る

      2017/03/05

ABS効き調整可能

 ABSの調整は出来ないと思っているあなた調整は可能です、ハイエースのABSの効きが早いと感じている方が大勢いるようです。

工事鉄板にヒヤリ経験

 雨の日などウエットコンディションの時に工事中の鉄板の上で前車の急ブレーキなどで、パニックブレーキまで行かなくても、軽くブレーキを掛けると、ABSがやたらと早く効いてしましますよね。
そんな経験をハイエース乗りの方なら多かれ少なかれ、経験されていると思います、効き過ぎはいけません制動距離が伸びてしまい、止まることの出来る位置が大幅に、前に行ってしまいます、従って追突の危険性が増します

ハーエースは貨物車

 そもそもハイエースは、皆さんご存知の通り貨物車として設計されています、従って積載重量により、ABSの効き具合が変化する必要が有る訳です、空車時と、ある程度の積載重量でのセンシングが必要になります、センシングが存在すれば、当たり前ですが、調整機能も必ず必要になりますね、その調整機能を理解して、調整すれば、お好みの効き具合いに調整可能です。

プロポーショニングバルブが効き具合の要(かなめ)

 ローダウンブロックを噛ますと、プロポーショニングバルブロットにテンションがかかり過ぎて、過積載状態を再現してしまい、早く効くようになりますから、落とせば落とすほど、調整が必要になります、必ずブロックの形状(ローダウン量に合わせた)調整をしましょう、積み荷や装備品によっても変化しますからね。

プロポーショニングバルブ1

プロポーショニングバルブ2

黄色い矢印が、プロポーショニングバルブです、ロッドが上方向に上がると圧力が変化して、ABSの効き具合を指令します。

疑問解決の記事が見当たらない

 この記事を記載する前に、色々な相談コーナーに質問をされている方が、おりましたが、ABS用のヒュースを外すなどの、意見が多数見向けられましたが、それは調整では有りませんね
質問や、疑問を投げかけるブログ等の記事しか見つかりませんでした。
検索のキーワードでも変わると思うのですが、見つかりませんでしたので、胸を張って、投稿します。

調整の手順を説明します

 調整機能の設置場所は、リアデフの上側のロットアンカーが調整機能になります、ねじしろの範囲内が調整可能です。
アンカー1

アンカー1

 上記の画像の、黄色矢印が指すナットが、ロック用のナットです、まずはこれを緩めます。
アンカー2

アンカー2

 上記の画像の、黄色矢印が指すナットが、テンション調整用のすなわち、ABSの効き具合調整用のナットです、効き過ぎを調整したい場合は、ナットを緩め方向に、画像で言うと右方向ですね要するに、ハイテンションからローテンションにする方向が、よりABSの効きが遅くなります、調整後は必ず上側のロックナットをしっかりと締めてロックしましょう。

調整は、少量アジャストがベスト

 一気に進めたくなるのが、人間の心理ですが、少しずつアジャストしていった方が、良いと思います、効き具合のテストは、雨の日の工事中の鉄板が理想ですが、砂利や砂の駐車場や、河川敷の空き地などでも、テストで来ます、調整前にどのくらいの速度で、その場所の効き具合なのかを、記録または記憶しておいて、調整後にテストすれば、解ります。

重大事故を招くリスクを考慮して、事故責任は自己責任で

 後日雨の日の、工事中の鉄板を発見したら、周りの安全を確認して、テストすれば良いのです。
ロックナットを、外すと完全にABS効きかなくなる可能性が有ります、それだけは絶対に止めましょう、自動車保険の関係で、保険適用外になる可能性が出ます、ご注意をお願いします、最大値でも、付いていれば良いのですがね。

作業に際し安全対策を要す

僕のように痩せこけた体格でしたら、ジャッキアップなしで、敷板のみで施工可能ですが、くれぐれも、ジャッキアップしての作業時は、リジットラック(うま)をご使用ください。
ナットを緩める際に、強く叩いたりして、ボディーを揺らすとジャッキが外れて、大けがもしくは、死亡事故に繋がりますから、安全対策は、しっかりと行ってください。

積載状況・装備状況で変化

因みに、僕のハイエースは現在標準値です、通常の積載状況や装備状況で大いに変わります。
社用車のハイエースナローは、常時道工具を、制限積載重量の半分近く載せているので、雨の日に効きすぎますので、多めにアジャストしております。

一人作業の回避

あくまでも自己責任で作業してください、作業自体は軽微ですが、何せハイエースは重量車です、安全確保とできれば、一人作業は避けた方が、良いと思います。

ABS効き具合の調整の注意点

  リジットラックなどの安全策を施す
  一人作業の回避
  調整前に、効き具合のテストをしておく
  一回で終了するような一気にアジャストしない

あとがき国内各自動車メーカーのABSの設計思想

 ABSは、安定的に減速や停止を目的に設計されていますね、その設計の中で、安定度と操舵性が、裏腹に存在します、安定的に減速停止を優先するか、操舵性も組み入れるかです、各社に設計思想の違いがあるようです。
某国内自動車メーカー研究所に元勤務していた、知人の話によりますと、H社やS社は、ABS作動時に操舵性を優先?比率は不明ですが、T社などは、安定的減速停止を優先しているそうです。
そのお話からも、分かります、S社のABSは長めに停止までありますが、その中で操舵性は、十分感じられました。
T社は前述のように安定的減速停止を優先して早く作動させるのです。

 迷わず思い切って踏む

 知人との話のなかで、もう1点パニックブレーキは、踏むべきかとの、答えは踏むべきだそうです、各社ユーザーのことを考えて、安全に走行できるように、設計しているはずです、当然パニックブレーキを踏むシュチュエーションも想定していますから使うべきだそうです。
普段から、パニックブレーキの練習や心がけが必須です。
スポーツ走行や、サーキット走行などの特殊走行は別として、一般走行では、余計なことは考えずに、思い切ってブレーキを踏みつけるこれがベストだそうです。

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