dioオイル交換

2016年5月25日スクーターdioAF68の、今シーズン1回目のオイル交換をしました。原付スクーターには高級オイルを必ずしも必要では有りません、下記に述べた通りです。

今回オイル交換時の総走行距離数は、8811kmでした、前回オイル交換時から約900kmですが、昨シーズン交換時から半年以上経過しているので、走行距離数優先ではなく経過月数を考慮して交換することにしました。

CastrolGo10W-30

シーズン中の通常のオイル交換インターバルは、1500kmから2000km程度を目安にしております。

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前回まで使用していたオイルは、CastrolActiv10W-40部分合成油を使用していましたが、いつも購入しているケーヨーD2にて購入しようと行ったら、CastrolGo10W-301Lが5月末までの期間限定で税込み798円で販売されていましたので購入しました、期間限定に引かれるんですよね。

オイル交換手順

なるべく平坦地で、センタースタンドを使用してから、作業にかかります。

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クランクケース側のドレンコック(固定用ドレンボルト)

dioAF68は、オイルドレーンが両側にあります、通常の交換はクランクケースに下にあるドレンコック(固定用ドレンボルト)から排出します、サイドスタンドとボックスレンチのテンションロッドが干渉してしまうので、サイドスタンドは出した状態にすると作業しやすいです。

手作り廃油受け

通常は廃油受け用の器が必要ですが、専用品などを購入しなくても、廃油は受けられます、厚紙のお菓子の箱などを利用して新聞紙をその上に被せれば、即席の廃油パンの出来上がりです。

17mmレンチで緩めるだけ

17mmのボックスレンチで、ゆるめますが、一気に外すのではなく、2回転程度で止めてドレンコック(固定用ドレンボルト)の隙間から流すと、遠くまで勢い良く出ないので飛び散り防止になり、汚れないで作業できます。

網フィルターに注意

ある程度出て、勢いがやや収まった時点でドレンコックを完全に外します、その際バネに押されて網状のフィルターも一緒に出てきますから、くれぐれも飛び出して転がっていってしまうフィルターを足で踏みつける様な事にならないように注意が必要です。

スラッジも共に排出

注意事項、完全にオイル排出の勢いが止まる前にドレンコック(固定用ドレンボルト)を外さないと、スラッジ等の不純物が、廃油と共に出づらくなりますから、考慮してください。

マフラー側にもドレンコック

反対側のドレンコック(固定用ドレンボルトマフラー側)は原則外さなくてもオイル交換は可能ですが、今回はグレードの異なるオイルを選んでいますので、残油を極力少なくするためと、ブログ紹介をするために外します。

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各部のクリーニング

両側のドレンコックを外して、オイルが極力抜けるまで、暫しドレーコック(固定用ドレンボルト)や、網フィルターをクリーニングします、ついでに、各所の汚れもクリーニングしましょう。

ドレンコック(固定用ドレンボルト)のオーリング

クランクケース側のドレーンコック(固定用ドレンボルト)には、オイルシール用のOリングがセットされておりますから、切れや劣化がひどく無ければ、再利用可のです。

しかし、クリーナー等で洗浄すると当然脱脂しますから、再装着前にオイルをOリングの摺動面に塗布することをお勧めします。

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アルミ製ドレーンパッキン

マフラー側のドレンコック(固定用ドレンボルト)にはアルミ製ドレンパッキンが入っています、要するにアルミの平座です、この場合繰り返し利用が困難になります、人それぞれの考え方や拘りがありますが、僕の場合は2回までとしております(裏側も使います)、平座の表面が傷つくので3回以上の繰り返し使用は、オイル漏れの原因になりますからお勧めできません。

工業用流用可能

ドレン用アルミ平座はバイクショップ等で購入すると数百円もしますが、工業用(産業用)等を購入すると、購入枚数によりますが10円から20円で購入できます。

拘りのある方はお調べください、寸法は外形20mm内径12mm厚み2mmアルミ製です。

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復旧作業

廃油が糸状から滴下しなくなるまで、気長に待ってから、ドレーンコック(固定用ドレンボルト)を復旧します、上記のマフラー側のコックは、難易度は、極めて低いのですが、クランクケース側のコックは注意が必要です。

網フィルター

網フィルターをコックに付いたバネで押して固定しています、網フィルターのパッキンの付いた方をクランク側にしてバネの内側に入れてコック(固定用ドレンボルト)をねじ込みます、その際はバネの反発力で、中々ナジがかかりませんしかも狭くて両手での作業が困難です、根気よく押し回ししかありません。

ドレンコック復旧の注意事項

レンチで押し回しすると楽に入りますが、ハイリスクです斜めに噛みこんだら最悪の結末になりますから、細心注意を要します。

新オイル注入

最後は、規定量0.7Lを無料付属の蛇腹ホースで新オイルを注入します、その際ジョキなどで規定量を計量すれば別ですが、直接オイル缶から蛇腹ホースで注入する場合は、半分と少々注入したら一旦止めて、バイク付属のオイルゲージで計測して、少しずつ注入しましょう、一気に注入して多過ぎたら抜くのが大変ですよね。

入れ過ぎの対応策

多過ぎたら、100円ショップで販売している、灯油ストーブの残油抜き取りのスポイトでオイル注入口から抜き取りましょう勿体ないからと言って、新品入りの缶に戻さないほうが良いですよね。

試運転

規定量と思われる量が注入出来たら、低速での試運転をしてから、オイル量の再チェックしてください、少ない場合は、補充します、多い場合はスポイトで抜き取ります、オイルはシリンダーやオイルパンの壁面等に飛び散り張り付いているので、すぐにはオイルパンに全量戻りませんから、少な目で問題ありません。

オイルの量に拘る

オイル量に対する拘りがあります、当然ですがエンジンオイルとは潤滑が主目的ですね、(冷却もありますが)規定量とメーカーが実証した一番良い状態の量であることは、間違いありませんが、故意にオイルの量を少なくして、実験しました。

オイル少量で燃費向上

結果は少なくすると燃費向上しました、オイル自体が抵抗になってしまうからです、十分な潤滑が可能な状態で極力量を減らすことが、好結果をもたらしたのです。

オイルの種類について

一般的に言われていますよね、2輪車のエンジンオイルは2輪車専用でないと、使用してはいけないというお話を聞きます。

dioAF68は4輪車用使用可能

なぜでしょう、それは一般的な4輪車は、エンジンオイルとミッションオイルが別オイルを使用していますね、一般的な2輪車(マニアルギア車等のいわいるオートバイ)はエンジンオイルとミッションギアオイルが兼用ですから、ギア対応のオイルが必要になります。

ファイナルリダクションギア用は別

しかし、スクータdioAF68の場合エンジンオイルはエンジンのみの潤滑にしか使用しておりません、したがって2輪車専用のエンジンオイルを選択しなくても問題ありません。dioAF68の場合ファイナルリダクションギア用に使用しておりますが、エンジンオイルとは全く別の場所で使用しています。

少量購入の勧め

こう言う内容を述べてますが、1Lオイル缶を購入する理由は、4輪車用の4L缶を購入すると、3年も使うことになるので、開封後長期間放置することになりますから、1L缶を購入することになります。

オイルレベルゲージについて

追記、オイルレベルゲージについて追記します。

オイルレベルゲージ計測方法

水平な場所

オイルレベルゲージは、水平な場所で計測します。

レベルゲージはねじ込まないで計測

キャップ兼用のレベルゲージはねじが切って有ります、勘違いしてねじ込んだ状態で計測している場合が有るようです。
ねじ込まないで差した状態で計測するように、メーカーのマニュアルに記載されております。

レベルゲージはねじ込み計測は油量不足

くれぐれもねじ込んだ状態で計測して、定量だと思わないでください、少なすぎてエンジンが潤滑出来なくなり、最悪の場合焼き付きます。

厳守してくだい

「オイルレベルゲージは差し込んだ状態(ねじ込まない状態)で計測する」

あとがき

追記、若干エンジンの振動が大きくなったような気がします、高級なオイルに馴染んでしまった結果でしょうか。

 

 

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