ハイエースATF計量方法と油脂類考察

今日も良い天気です、本格的な冬の前に、我が200系ハイエース手作りキャンピングカーの油脂類(オイル)の油量確認をしました。

ハイエースエンジンとATFゲージ

リアデフオイル

ますは、リヤデフからと思いましたが、前回車検時(今年の1月)にデフオイルは交換済みでしたので、止めました。

ハイエースリヤデフ

交換サイクル記載無し

因みに、ハイエースのメンテナンスマニュアルには、交換サイクルが記載されていません。廃車まで不要と言うことになります。しかしそうはいきませんよね。新車購入から30,000kmごとに交換をしていました。

市販LSD交換サイクル

これは純正のLSDですが、以前に乗っていた頃のFR車達は、市販のメカLSDは交換サイクル10,000kmでしたからこの場合は長いような気が気がしますが、取り替え不要と比べれば、短い交換サイクルと言うことになりますよね。

入り口と同レベル

リアデフオイルの計量は、車両を水平な場所にセットしてオイル入り口から溢れるまで入れて通常レベルとなります。入り口と同レベルが定量です。

エンジンオイル

エンジンオイルの計量は、水平な場所にセットしてエンジンをスタートしない静止状態で、付属のゲージで計量します。一晩停車していた場合や走行後の時間の経過にもよりますが、オイルがオイル溜まり(オイルパン)に戻る量に左右され、若干の差が出ます。セルフで交換する場合は、若干少なめに(Lレベル付近)しますが、業者に依頼すると安全圏の為に多めに(Hレベル付近またはHレベル超え)入れられてしまいます。オイルは潤滑の為にあります。しかし規定量より入れるのは、オイルが抵抗になり、燃費悪化やその他の不具合を引き起こす場合があります。典型的な入れすぎ例は、クランクケースに異常圧が掛かりオイルパンからオイルが滲み出ます。

ハイエースエンジンオイルゲージ

100%化学合成オイルの注意点

現在使用しているオイルは100%科学合成オイルを使用していますが、ハイエースには、やや勿体ない仕様かと思いますが、130,000kmの老体エンジンには、せめてものご褒美と考えて使用しています。

100%科学合成オイルで絶対にやってはいけないことがあります。違うグレードのオイルの足し油(足湯ではありません)添加剤を含めて、後から足してはいけません。

各メーカーが研究に研究を重ねて、色々な添加剤を組み合わせてブレンドしてベストマッチのオイルに仕上げていますので、素人考えで世間で良いと言われている添加剤を入れるのは御法度です。

伸び側の添加剤と縮み側の添加剤が存在します、そのバランスが崩れると不具合が発生するのは当然至極です。

ただ、減ってしまって、足し油する場合は、同じオイルを追加、もしくはどうしても手に入らない時は、全交換をお勧めします。緊急事態の時は一番安いオイルを足して回避することは可能です。その後、速やかに交換してください。

ATF(オートマチック トランスミッション フルード)

ATFとは、オートマチックトランスミッションフルードの略ですね。フルードと言うぐらいで、オイルのカテゴリーではなくて、ブレーキオイルなどの言われているブレーキフルードなどのフルードのカテゴリーに属します。

交換サイクルは30,000km

ハイエースの交換サイクルは、100,000kmとなっていますが、大方のユーザーは、整備工場などの勧めで、30,000km程度で、入れ替えていると思います。

100,000km無交換でも入れ替え可能

それから、良く巷で言われていることですが、100,000km以上走行した車両は交換を拒否された、などと聞きますが、実際交換しても大丈夫です。

AT内部の複雑な通路に、溜まったスラッジが、ATFチェンジャーの圧力で、浮遊していずれかの場所で、詰まってしまい走行不能になる場合があるためで、保証出来ないとの言い分です。

300,000km走行でも復活可能

友人の200系ハイエースは、300,000km無交換で走行し、4速と3速が入らなくなり、ディーラーに修理見積依頼したら500,000万円と出ました。後日民間の整備工場に相談すると、フィルターを交換すれば走行可能な状態になると言われ、フィルターとATF新品注入しました。見事に復活です。ディーラーは確実な事しか施工しません。保証問題になる可能性がありますからね。

ATF計量はエンジン稼働中

では本題です、ATFの計量の仕方は、エンジン停止中ではありません。

下の画像は、停止中に計測しました。規定値の2倍ぐらいの所にATFが付いています。(黄色い矢印)

ハイエースATFゲージエンジン停止

下の画像は、アイドリング中の計測です。大変見えづらいですが、規定値よりやや上の所にATFが付いています。

ハイエースATFゲージエンジンアイドリング中

アイドリングで数分間程度(気温にもよりますが)温めてからアイドリング中に、付属のケージを引き抜いて、ATFを拭き取ってから再挿入して、計量します。くれぐれも回転物があります、捲きもまれないように細心の注意が必要です。

マニュアルミッション

因みに、マニュアルミッションは、同じように入れるのは良いのですが、計量は専用のゲージがあり計測します。オイル入り口より2mmから3mm程度減量が目安でした。

あとがき

エンジンオイルもATF用のレベルゲージもフレキシブルですが、平型の為に面方向には、柔軟ですが、刃方向には曲がりません。各差し込み口から下のガイドパイプが、曲がっています、このことを考慮して差し込まないと入って行きません。ご注意をお願いします。
ATFのみゲージのストッパーがありますから、お忘れ無く。

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