烏山 山あげ祭開催「那須烏山市」文化遺産登録

栃木県那須烏山市の、烏山 山あげ祭が、7月21日から始まりました。祭り期間は7月21日から23日まで。

1烏山やまあげ祭り

烏山 山あげ祭

山あげ祭は、ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財「烏山の山あげ行事」と八雲神社の神輿などで構成される那須烏山市最大のお祭りです。

時は永禄3年(1560年)時の烏山城主那須資胤が、当地方の疫病防除・五穀豊穣・天下泰平を祈願し牛頭天王を烏山に勧請しました。その祭礼の奉納余興として、当初は相撲や神楽獅子等が行われていました。やがて江戸歌舞伎が隆盛になり、常磐津所作が流行したのをきっかけに常磐津所作を奉納余興として行うようになったことで、今日のような全国でも類例を見ない絢爛豪華な野外歌舞伎舞踊の形態となり、昭和54年2月には国の重要無形民俗文化財に指定されました。この「烏山の山あげ行事」は、現在6町内が輪番で行われ、毎年7月の第4土曜日を含む金曜・土曜・日曜の3日間行われます。
山とは、網代状に竹を組んだ木枠に烏山特産の和紙を幾重にも貼りその上に山水を描いた「はりか山」の事です。その「山」を人力であげる事から、「山あげ」と呼ばれるようになりました。
「山」は常磐津所作(踊り)の舞台背景としてあげられ、観客の前に据えられた舞台から道路上約百メートルの間に百名に及ぶ当番町若衆が一糸乱れぬ団体行動のなか御拝、舞台、座敷、波松、舘、前山、中山、大山等が瞬く間に遠近よく配置されます。そして、常磐津の三味線と唄にのって、地元の踊子が洗練された美しい踊りを披露する日本一の移動式野外劇です。那須烏山市ホームページより

450年以上の歴史を持ち、日本最大級の野外歌舞伎と言われる烏山山あげ祭ですが、後継者不足に悩んで居るようです。
今年の当番町である仲町は、かつて120世帯ありましたが、約50世帯にまで減少して、当初は、当番町としての責任を果たせる人員が確保するのが困難と言われていました。
しかし、無形文化遺産登録を期に、金融機関や農業団体、帝京大、烏山高校などが、相次いで支援に乗り出し、若いエネルギーが注がれました。そして今年も開催にこぎ着けました。
世界遺産の名に相応しい祭りに期待して、おいで下さい。

奉納余興開演予定時刻及び場所

那須烏山市ホームページ烏山 山あげ祭

移動式の野外劇場ですので、上記の那須烏山市のホームページにて確認して下さい。

 

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