里山と中山間部ツーリング「もてぎ」

昨日は、台風崩れの低気圧の影響で、コスモス祭りのコスモス花が少しですが、傾きました。

被害調査という訳では有りませんが、茂木町方面にスクーターdioで、愛犬連れて行ってきました。

爽やかに晴れ渡り、雲は少し残るものの、湿度が低いせいか、気分は最高です。
しかし、日が差すと平野部では、真夏ほどでは有りませんが、暑さをとても感じます。少しでも涼を求めて、山際に向け出発しました。

一番近くて山間部は、茂木です深く考えずに、茂木と言えばツインリンク茂木のイメージですので、ツインリンクもてぎの北ゲート方面に行きました。

益子町の中山間部

棚田におだがけ

益子町と茂木町の境の山中を走行中に、「棚田」に「おだがけ」があり、刈り取られた稲穂の付いた、藁を丸太の棒と竹で組んだ馬状の、ラックに丁寧に掛けられて、乾燥させていました。こちらの農家では、最上位部にビニールシートを被せてありましたが、以前はビニールシートがありませんから、稲藁を最上部に横に被せました。この画像中央の突き出た山の裏側まで、棚田は狭くなりますが続きます。

益子町大平棚田のおだがけ

益子町大平棚田のおだがけ

僕たちの子供の頃は、何処の農家でも当たり前のよう、行われていましたが、最近はコンバインで籾だけを収穫して、JAまたは、自家で玄米にして乾燥させて出荷となります。

天気にもよりますが、数週間おだがけして天日干ししてから、籾(もみ)のまま農家の庭で筵(むしろ)に平らに薄く延ばして、天日干ししてから玄米にしていました。

とても懐かしい光景です、そうなると茂木町の農家特に中山間部を訪ねれば、筵(むしろ)で天日干しする光景が見られると、思い込みますます、勢いよく行きました。

茂木町中山間部

ゲート手前の塩田交差点を、北方向に左折して、数百メートルのところにある、能持院を拝観(詳しくは後ほど)してから、さらに北上するとし小井土の切り通という案内板と石碑が有りました。

小井土の切り通

小井土の切り通し

小井土の切り通し

小井土の石碑

小井土の切り通し石碑

コンデジにつき写りの悪いのは、ご容赦願います。二宮尊徳様、あの有名な薪をを背負い本を読む少年が尊徳様の幼少時代ですよね。二宮尊徳様が係わって、山を開削して切り通しにしたと、記載がありました。

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茂木町小井土の切り通し現在

茂木町小井土の切り通し現在

案内板と石碑の付近の路肩が、広くとってあります、車で来ても駐車可能ですから、十分に見学できます。

現在の道路の姿は、このように広くて立派で、すれ違いも容易にできます、当時はこんなに広いはずは、ありませんが建設機械が無かった時代です、どんなに苦労したか想像を絶しますね。

飯野地区

つぎは、茂木町中川郵便局前を右(東方向)に曲がり茂木町飯野に出ました、それから、逆川を渡り、山中に入るとさっきまでの、暖かさは何処に行ってしまったかと思うくらいの肌寒さ、長袖のシャツは2輪車乗りには、夏でも当たり前ですが、防寒ジャンバーが欲しいくらいです。

この付近も、おだがけがありました。

茂木町飯野地区おだがけ

茂木町飯野地区おだがけ

茂木町飯野から栃木県道212号で山に向かいました、しかし誰も走行していません、しかも薄暗くて、寒くて、湿気が多い、道路は水が流れて濡れています。
追いはぎでも出るような雰囲気です、道路の所々の中央部と端部がコケが覆い被さり、滑りますこれは、命がけの走行にになりそうです。
土留め擁壁のにはコケが厚く覆い尽くされています、所々に心霊スポットの如く絵の様になっているのは、子供たちの悪戯です、何となく見方によっては、驚くような絵が出てきます。何も知らずに、夜間に一人で走行したら、光に反射した子供たちの芸術作品に、ゾクッとすることでしょう。

薄暗い県道212号

薄暗い県道212号

峠を越えて、あたりが明るくなり、路幅も広くなり安心したのもつかの間、茨城県常陸大宮市の看板、あれまぁ茂木町の方向では無く直角方向にずれていました。

まぁ、時間も距離も行き先も、別に気にしないのです、故障とガス欠さえなければ、何時しかは帰れますからね、この季節は夕方暗くなるのが早いのでそれだけが、少々気になるところですが、そうこうしているうちに、こんな案内板発見しました。

常陸大宮市馬頭観音

常陸大宮市馬頭観音案内板

常陸大宮市馬頭観音案内板

常陸大宮市馬頭観音

常陸大宮市馬頭観音

暫し、休憩しながら、読みました。

休憩後栃木県方向に、戻ることにしました、またあの峠を越えて、一旦ツインリンクもてぎの北ゲート前を、通り国道123号バイパスを抜けてから、また懲りずに山中に入りました。

茂木町南部の地区

茂木町飯野の畑にこんにゃく

茂木町飯野の畑にこんにゃく

こんにゃくの芋の木を発見しました、最近はこの地方でも、栽培する農家が減っています、栽培していても自家消費用だけです。(右下はカボチャですお間違なく)

後世に残したい、里山の原風景と農家の旧宅が、目に優しく入ってきます。

茂木町里山と農家

茂木町里山と農家

茂木町中山間部の行き止まり

茂木町中山間部の行き止まり

茂木は、通り抜けられない道路が、沢山あります、ですからこれくらいは、当たり前です、地図も持たないからこうなります。これ以上行くとイノシシと遭遇しそうですので、引き返しました。

そして、人里に降りて、リベンジをしました、するとついに発見です。

茂木町中山間部の農家

茂木町中山間部の農家

プライバシーの保護のため民家を隠しました。筵は今時手に入らないのでしょうか、青シートの上に籾を、平らにならして、天日干しをしていました。

そして、こんなもの発見です、刈り取った稲の株から稲穂が出ていました。中はすかすかで、実入りはありません。

刈り取った株から稲穂

刈り取った株から稲穂

通常は、おだがけをしませんから、刈り取り後は、速やかに耕してしまう(土に窒素補給)ために、このように、育ちません、耕したあとに復活するのですが、勢いが無く実がほとんど付きません、そのうちに霜が降りて、寒さで枯れますから。

中山間部の秋の素晴らしさを、感じて頂けたら幸いです。そして、途中まで民家密集地域に降りて、別な道で帰路につきました。(まっすぐ帰りません次回作でお届けします)

 

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