茨城県結城市小森の、大桑神社の紹介です。
大桑神社
国道50号結城バイパスの小森北交差点から、南進し県道15号沿いの約500メートルに鎮座します。
田川沿いに立地する茨城県立鬼怒商業高校の南西です。
案内地図
由緒
西暦1722年(享保7年)に建立し、当初は桧皮葺で、数回の葺かえの後、西暦1848年(嘉永1年)銅板葺になったことが、棟札により確認されています。
彫刻は、東西二面が中国の故事(東・虎渓三笑、西・光子甕割)、北面は日本神話(天の岩戸)を題材にしています。
大桑神社については、古代、東国に養蚕・織物を伝えたとされる阿波斎部が、養蚕・農業の神、稚産霊尊(わかむすびのみこと)を祭神として北方の大水河原に創建、この辺り一帯を大桑郷と名付けたことが始まりで、その後、洪水により流失、西暦1479年(文明11年)この地に移ったと伝わります。
南北朝時代には、結城家7代直朝が、関城攻略に際し、戦勝を祈願した結城七社の一つに数えられています。
小森という地名は、阿波斎部の伝えた蚕種を守り、養蚕・織物が盛んであったことから、この辺りは「蚕守(こもり)」と称され、中世結城氏の時代には、合戦に備えてこの地に兵を篭もらせたことから「篭(こもり)」と称されたことに由来すると伝わります。
鳥居
拝殿
本殿
大欅
大欅は、結城市天然記念物に指定されています。目通り直径1.7メートル、根まわり8メートルを超え、樹齢350年以上と推定され、結城市内でも最大級の欅です。
大桑神社データ
所在地 | 茨城県結城市小森1 |
称号 | 大桑神社 |
駐車場 | あり(境内にスペース) |