200系ハイエース手作りキャンピングカーのナビ連動のバックカメラが表示されなくなりました。
動作不良のようですので、一通りチェックして、不良箇所を絞り込みました。
特異な組合せのナビとカメラ
当初は、純正ナビと純正バックカメラの組み合わせで使用しましたが、現在は市販のパイオニアナビと純正のバックカメラの組み合わせで使用しております。
市販ナビのバックカメラの電圧は一般的な12V仕様ですが、純正ナビのバックカメラの電圧は5V仕様です。
したがって、そのままでは、電圧違いで純正バックカメラは動作不良になり使えません。
変換器を使用して、電圧を下げて定格電圧に合わせています。
一番怪しいのは、電圧を下げている電圧変換アダプターの中に使用されている、3端子レギュレーターという部品が劣化で不良になったと考えました。
この部品でしたら安価で入手出来ますし、交換も半田付けする程度の作業で、復旧出来ると思いました。
関連記事 ダッシュボード解体手順とナビの記事は、下記からご覧ください。
ダッシュボード解体
ステアリングのチルト機能でステアリングを一番下にして助手席側の、サイドの吹き出し口のパネルから外して、メインのパネルを外します。
電圧変換アダプター
電圧変換アダプターを外に出してカバーをあけ、イグニッションをONにしてバック信号が出る状態になるようにシフトをRレンジに入れ電圧を確認すると、幸か不幸かちゃんと5.7Vありました。
因みに、この電圧変換アダプターは、単純に電圧だけを調整しているだけではなく、ピンジャックとパイオアナビ用のカプラがセットされている優れものなんです。
現在販売は終了したようですが、3000円程度で購入できました。(自作するより買った方が安い)
簡単には、いきませんね。
市販品12Vカメラを仮使用
次は、市販品のカメラを仮に取り付けてみて、ナビに表示されるか実験しました。
電圧変換アダプターを迂回して、12V仕様のカメラを直接ナビにバック信号を送り表示を試みました。
結果は、不表示です。2打数ノーヒット残念ですね。
通常は、絶対に諦めないのですが、ナビの不良と結論づけるしかななさそうですね。
このナビ8年使用しているので、この辺で引退させても良いのではないでしょうか、しかし多少の未練はあります。
次なる実験は、
1.パイオニア専用のバックカメラを購入して、現在使用しているパイオニアナビに直接取り付ける。
2.ニューモデルのナビを購入して、バックカメラは純正品を流用する。
さて、どちらが正解か面白くなりそうです。
まぁ、何れにしても大きな損失にはなりません。どれも対応年数はとっくに過ぎていますから。
ナビ裏の配線収納
ハイエースは、ナビの裏側のスペースが極端に少ないので、配線が邪魔をして収まりが非常に悪いです。なるべく結束バンド(インシュロック)で上方向に配線をまとめると収まりやすいです。
純正のカップホルダー(引き出し式)を閉めた状態で納めるのも良いですが、引き出しておかないと手が入りづらいので(ナビセット前)、引き出して作業しますが、仮に閉めてみて、配線が邪魔していないか、確認する必要が有ります。
折角納めても、引き出しが収まらなかったらやり直しです。
ここまでは、何とか収まります、ここで安心してはいけませんよ、まだ余っている配線があります。
問題は二つあります、
1.メインパネルの小物入れの穴は、結構奥行きを取ってあるので、当然内側の隙間は狭いです。
こちらの配線は、なるべくナビ側に押し込みます。
2.グローブボックス(助手席の前にあるドアの付いた、車検証などを入れている小物入れ)の付近(ナビの反対側)に配線を集めて落とし込むと、グローブボックスのドアの開閉時に配線が引っかかったりします。
メインパネル復旧
メインパネルを戻す前に、一通り配線を収納した時点で、ナビの作動チェック並び、常時バックモニターの表示確認をしました。
動作が正常であれば、ナビの取付ビスを締めて、パネルを取り付けます。
あとがき
常時バックモニターは、市販品(激安大陸製)につきワイドに写り、夜は全くバックカメラの役目とはほど遠い写りです。
純正ナビ連動のカメラとは比較になりません、よって仮使用には良いにしても恒久仕様は事故の元ですから、早めの対策をしましょう。
そんな使えない物をなぜ付けたか疑問を持たれる方もおられるでしょうから申し上げます。
通常使用しているときは、バックドア用のカーテンは、オープンにしています(サイドは常にクローズ)、旅行中は、荷物もありセキュリティーの面(散らかっているだけ)からカーテンは、クローズにしています。走行中もクローズですので、常時バックモニターが必要になります。
旅行中は昼間しか原則走行しないので、激安大陸製でも立派に使用できます。