自作リジットラック「ハイエース安全対策」

リジットラックは、タイヤ交換などの軽微な作業の時は、使わなくても良いかもしれませんが、タイヤホイールを外して、をボディーの下回りなどの覗き込んだり、パーツの交換作業をする場合は、安全対策を必ず要します。

リジットラック

先日紹介したタイヤローテションの作業で、使用したリジットラックは、本来廃棄物になる、端材を利用して、自作のリジットラックを製作して、安全対策に使用しました。

2柱リフトなどの設備が整っている整備工場などで、お借りすれば比較的安全ですが、自宅で作業をするときは、充分に安全対策をしましょう。

リジットラック作製前は、木の角材を適度にカットして、重ねて必要な高さを確保して崩れないように固定していました。

最悪のケースにならない最低の対策は、外したタイヤと冬タイヤ(夏の作業であれば)を重ねてボディーの下に引くとそれより下に下がりません(ホイールやタイヤに傷は付きます)。

ハイエースの場合は、乗用車とは違い、パイプフレームを採用しています、乗用車のフレームはモノコックフレームで車台(プラットホーム)を折り曲げて補強してフレームとして採用していますね。

リジットラックを支えるポイントをパイプフレームに当てれば良いので、セットが容易に出来ます。

市販のリジットラック

市販のリジットラック

上の画像は、何時もお世話になっている整備工場の市販されているリジットラックです。2柱リフトを使用しているので、出番は殆どありません。

耐荷重3トンです、見てお解りと思いますが、市販品は支柱が浮いており、溶接箇所に荷重が掛かる構造です。

自作リジットラック

自作リジットラック

ハイエースのパイプフレームを支えるようにパイプの形状よりやや大きい受け台を支柱に溶接して、ラバーを貼り付けてあり、見えている支柱の長さの約2倍の高さまで伸びます。

市販品との決定的に違うのは、支柱が床面まで延びていて、溶接強度に頼っていないことですね。これは、溶接技術の未熟さをカバーするためでありますが、安全は市販品よりより多く確保されたと思います。

一応使用は出来ますが、改良の余地があります、画像は最低の高さにセットした状態ですが、この高さ以下でした、ハイエースにこの高さは必要なかったようです、高さを欲張りすぎました。これが最高位置で良かったようです。

実際の使用例

自作リジットラック使用例

リジットラックを使うことで安全かつ、タイヤローテションの時は、2本同時に外すことが出来るので、スペアタイヤを借り付けしなくて片側前後を一気に交換が可能になり、腕力を駆使しなくて済みます。

注意:付属のジャッキが2個あったとしても、ジャッキだけで両方同時に上げてタイヤを両方外すのは、非常に危険です、ジャッキがズレて脱落する可能性が高まります。

上の画像は、フロント側を付属のジャッキで上げ、自作リジットラックをセットしたところです、フロントタイヤを外して、自作リジットラックをそのままにして、リーフスプリングに付属のジャッキで上げてリアタイヤを外し、フロントタイヤをリヤにセットして、リアタイヤをフロントにセットしました。

あとがき

リジットラックは、市販品を購入した方が、綺麗な仕上がりで良いに決まっていますが、端材で作る楽しみのために、製作しました。

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