栃木県芳賀郡芳賀町西水沼の、天台宗、瀧海山弘誓院常珍寺の紹介です。
瀧海山弘誓院常珍寺
芳賀町の中西部に流れる野元川の西側、国道123号から約1kmほど北に立地します。
由緒
西暦858年(天安2年)比叡山延暦寺第三世座主慈覚大使円仁の開基と言われています。
境内に滝があったことから瀧海山と呼ばれました。
西暦1673年(延宝元年)に山崩れのため諸堂宇、滝ともに埋没しましたが、西暦1683年(天和3年)二十二世賢榮法師がこれをなげて、現在地を選んで堂宇を再建し、元禄年中、第二十四世慶海僧正中興の祖として、観音堂、仁王門、大門、鐘楼などを建立し、仁王像、諸仏像を鋳造した。
その後も年々整備につとめ、西暦1985~1989年(昭和60年から平成元年)に諸堂宇、菩提堂など新改築し、境内に整備しました。
秘仏「聖観世音」は、寺伝によると八幡太郎義家が、西暦1087年(寛治元年)、後三年間の役に際して「諸仏」を当山に奉安し、戦勝祈願しました。
後に、下野三十三観音第十六番札所として今日に至っています。
開扉は住職一代に一回、最後は当山第三十九世代のときで平成2年であった。
県指定有形文化財として、地蔵菩薩半跏像、地蔵菩薩立像、阿弥陀如来立像、大日如来坐像、町指定文化財として慈恵大師坐像など多くの文化財があります。
山門
鐘楼
本堂
楼門
菩提堂
観音堂
庫裡
常珍寺データ
所在地 | 栃木県芳賀郡芳賀町西水沼1236 |
電話 | 028-678-0411 |
称号 | 瀧海山弘誓院常珍寺 |
宗派 | 天台宗 |
栃木県指定文化財 | 地蔵菩薩半跏像、地蔵菩薩立像、阿弥陀如来立像、 大日如来坐像 |
芳賀町指定文化財 | 慈恵大師坐像 |
駐車場 | あり |