千葉県香取郡多古町の、日本寺(にちほんじ)紹介です。
日本寺(にちほんじ)
多古町の中心市街地の東側、県道74号沿いにコンビニエンスストアから約100メートルに参道入り口があり大きな案内板があります。
案内地図
由緒
西暦1319年(元応1年)12月1日に開基され、中山法華経寺三世の日祐上人により建立されました。
本尊は、釈迦牟尼仏で日蓮宗の名刹の一つです。
仏教史上有名な檀林(学校)のある寺として知られ、全国から学僧たちが集まりこの地で学びました。300年も続いたと言われています。
日本寺に中村檀林が開かれたのは西暦1599年(慶長4年)、寺の十世を継いだ広才博学の僧日円によるもので、その歴史は西暦1872(明治5年)まで続きました。
隆盛期には千人近い学僧がいたといわれ、数十棟の学坊が軒を連ねていました。
僧たちは東西に分かれて勉学に励み、春と秋の2回、それぞれ3カ月にわたり「新説」(しんだんぎ)とよばれる論争を繰り広げました。
討論のテーマは日蓮宗の教義はもちろん、世間での出来事、社会問題にまでおよび、席上活躍のめざましかった学僧は、番付表に名札があげられました。
論戦には土地の役人も招かれ、多くの村人が見学に押し寄せたそうです。
山門
鐘楼
町の指定文化財になっている、鐘楼は西暦1803年(享和3年)の建立でです。
本堂
椎の木
水戸黄門様お手植えの椎の木は、江戸まで50里の基点とのことです。
参道入り口にこの大きな椎の木があるので、目印になります。
日本寺データ
所在地 | 千葉県香取郡多古町南中1820-1 |
電話 | 0479-76-3745 |
称号 | 日本寺 |
宗派 | 日蓮宗 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |