栃木県栃木市田村町の国指定史跡下野国庁跡の紹介です。
下野国庁跡
栃木市の東部にあり、県道2号惣社町交差点から県道296号を南進して約3.5kmの思川との間に立地します。
案内地図
概要
律令下、奈良・平安時代における地方統制の中核として設置された役所であり、政治経済交易のいわば下野国の古代文化を集約する唯一の地方拠点でありました。
下野国庁跡は「和名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)」に国府在都賀郡とあり、国府に関連すると思われる地名が広範囲にわたって残されています。
西暦1976年(昭和51年)から発掘調査を開始して、4年の歳月を経て国府の中心部の国庁の遺構を発掘確認いたしました。
国庁域は、東西・南北95メートルで周囲は板塀がめぐり、南中央には13.8メートル×5.4メートルの前殿、その東と西約33メートルの位置に45メートル×4.8メートルの南北棟東 脇殿・西脇殿が造営されていました。
遺構のあり方から前殿の北には大規模な正殿が存在した考えられますが、その地は宮野辺神社の社叢の為未調査のままだそうです。
下野国庁跡 前殿

下野国庁跡 前殿
下野国庁跡 西脇殿

下野国庁跡 西脇殿
下野国庁跡 東脇殿

下野国庁跡 東脇殿
タイルや舗装など公園化し過ぎていない、芝生や土のままであることが、素晴らしく良いことだと思いました。
暫し佇み古代文化あった地を踏みしめて当時を想像しました。
下野国庁跡 宮野辺神社
鳥居と拝殿

下野国庁跡 宮野辺神社
拝殿

下野国庁跡 宮野辺神社拝殿
下野国庁跡 資料館

下野国庁跡 資料館
無料で入館できる資料館は、出土品など多数展示してあります。休館日は年末年始並び、月曜日火曜日です、開館時間は9:30~16:30(入館は16:00まで)となっております。

下野国庁跡 資料館内1

下野国庁跡 資料館内2

下野国庁跡 資料館内3
大化の改新や律令、中学校の授業を思い浮かべて懐かしみました。
下野国庁跡資料館データ
所在地 | 栃木県栃木市田村町300 |
電話 | 0282-27-8900(下野国庁跡資料館) |
休館日 | 年末年始(12月25日~1月7日)月曜日・火曜日 |
開館時間 | 9:30~16:30(入館時間は16:00まで)入館無料 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |