LED照明のメリットデメリット「計測機器で検証」

   

白熱電球が終わり、蛍光灯もそろそろ省電力のLED照明移行しつつある現在、流れはそうであれ、必ずメリットデメリットが存在します。

そこで今回は、そうした事が本当かどうか、計測機器で具体的な数値を測定して、お話ししていきましょう。
既存の照明器具をリプレースする場合の話です。新規取付ではありませんのでお間違いなきようお願いします。

LED照明

この世の中、LED照明に限らず、メリットとデメリットは必ず存在します。

蛍光灯からLEDに配線変更

我が家の、ダイニングの天井照明は、当時(21年前)では、当たり前だったインバーター安定器付き蛍光灯です。
一般家庭にはあまり採用されない、40W×2灯形をチョイスしました。
オフィスなどでは未だに採用されています。
昨年に1灯が不点灯になり、最初は暗いと思いましたが、人間は順応するもので、1灯でもなんの問題も感じなくなっていました。

今年になり、職場で取引のある商社に依頼して、デモ品を借りられないか問い合わせておき最近になり国内生産品の新品の40W形1灯を借りられました。

片方のインバーター安定器は良品につきそのまま残し、不良品を切り離し、LED照明にAC100V(交流)を直接電源供給するようにしました。
このLED照明は、両極に電源供給ではなく、片側のみの電源供給でした。

LED単体では、壊れにくいですが、LEDは直流電源を必要とします。
よって交流から直流に変換しなくてはないりません。不点灯になる主な原因は、直流電源を作る構成部品(コンデンサー)の不良でほぼ不点灯になります。それが主な原因で、数年の後に寿命が来ます。

インバータ安定器を切り離し直接接続

現行形のオフィスなどの40W×2形の蛍光灯は、安定器1個で直列接続のため、片方が不良になると2本とも不点灯になり、1灯だけ交換は出来ず2本同時交換になります。
この場合は、1灯に1個のインバーター安定器が、付いているので1灯のみの交換が可能です。

電流測定

デジタルクランプメーター(クランプ形電流計測定器)で電流を測定します。

通常のデジタルクランプメータは、1A又は0.1A単位でしか計測出来ませんが、これは1mA単位(1/1000A)まで計測出来ます。(周数点下2桁まで記載します)

照明の電流測定

既存の蛍光灯40Wの電流は、0.33Aでした、インバータが出る前の従来型の安定器ですと1A前後でしたからそれと比較すれば、インバーター効果で半分以下になっていましたね。

さて、LEDランプはどうでしょう、測定結果0.11Aでした。

3分の1しか流れませんでした。(従来型と比較は一桁違い)

画像右が今回装着したLED40形ランプ、左が40W蛍光ランプです。

見た目の明るさは大差ありません、ケバケバしさもありません。比較し易いように色温度(昼白色)を合わせてあります。色温度が上がると同じ照度でも暗く感じます。

LED創生期の輸入品は、ケバケバしたグレア光があり目が疲れ、頭が痛くなりましたが、流石は国内生産品ですね。

とは言え、この照明器具はセード(カバー)が付いており蛍光管が直接見えませんので、グレア光が発生しても緩和されます。

単純電力量

では、具体的に天気料金の差があるのか、検証しましょう。

電力料金には、基本料や再生可能エネルギーの負担金など付帯していますから、単純計算できませんが、あえて部分的に計算しましょう。

仮に1kwhあたり20円とします。(あくまでも目安にするだけです)

インバーター蛍光灯の場合
100v×0.33A×20円/1000wh=0.66円
1日5時間使用したとして1年間で、0.66円×5h×365日=1204.5円

LED照明の場合
100v×0.11A×20円/1000wh=0.22円
1日5時間使用したとして1年間で、0.22円×5h×365日=401.5円

その差は、1204.5円-401.5円=803円

 

費用対効果

さて、1年間で803円の電気料金の差額(LEDが徳)そこへ、購入金額と工事費=12000円差額は、既存のほうが1年あたり11197円の+です。

何年後に、差し引き0になるか、11197円/803円=13.9年必要です。

仮に、セルフで施工した場合は、7000円/803円=8.7年

輸入品を通販で購入してセルフ、1500円/803=1.86年
(実電流は上がりる可能性はあるが同じとする)

安価な輸入品を購入してセルフで換装すれば、2年で元が取れます。

LEDは10年持つとか世間で言われていますが、運が良いときだけです。メーカーは10年なんて長期保証はしていません。

上記の使用例で14年以上使えないとメリットが生まれません。

LEDランプと蛍光ランプセード装着

画像上が今回装着したLED40形ランプ、下が40W蛍光ランプです。

3分の1の電力で同じ明るさはメリットがありますね。

照度比較

照明の直下で尚かつテーブルの上で、照度計による計測をしました。

照度計による計測(LX)

オフィスなどの机の上での適正照度は、600~800LXと言われていますが、ダイニングなどでは、307LXでも明るすぎます。1本点灯で丁度良いくらいです。

両方同時点灯 307LX

40W蛍光ランプ 191LX

LED40形ランプ 187LX

明るさの度合いは、ほぼ同じですね。サンプルタイムを長めに取りバラツキを押さえたので、見た目の表示誤差は多少有ります。

LED交換作業は有資格者

LED照明に換装する場合の器具内配線は、有資格者に作業依頼して下さい。
その工賃の相場を商社の社員に尋ねると、ケースバイケースですが、出張費と難易度を差し引き、極一般的な価格は1本あたり5000円ですと、まぁ妥当な金額だが、1本だけ頼まれたら企業としては大赤字だね、まとめて10本交換しないと成り立たない。
(今回5分で5000円の工賃)

LED照明の金額を詳しく聞きませんでしたが、国内生産品と考慮して7000円(一般ユーザー価格)程度と思います。

あとがき

今回の、使用例は既存の照明をLEDに換装する場合の説明でしたが、新築など新たに取付又は不良品を新品に取り替える場合とは異なります。
蛍光灯器具が壊れてからでLED化は遅くないと思います。

LEDが蛍光灯より省エネな事はお解り頂けたでしょうか、しかしLEDが優れていて極度の省エネであるかのような錯覚をすり込まれ、直ぐにでも蛍光灯から換装しないとならないなんてお考えにならないように、参考にして頂けたら幸いです。

 

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