栃木県下都賀郡壬生町大師町の、慈覚大師円仁の誕生した聖跡の天台宗壬生寺の紹介です。
壬生寺(みぶじ)
壬生城址公園の北側にあり、国道352号から参道に繋がります。
由緒
古来より 慈覚大師円仁の誕生した聖跡 とし て広く世に知られているお寺です。
西暦1686年(貞享3年)日光山輪王寺の門跡天真親王が日光への道中、慈覚大師の旧蹟が荒廃しているのを嘆き、時の壬生城主三浦壱岐守直次に命じて、大師堂を建立し、飯塚(現小山市)の台林寺を その側に移建して別当としました。
幕末の西暦1862年(文久2年)大師一千年遠忌に当り、日光 山輪王寺慈性法親王により、大師堂の改修が行われました。
西暦1913年(大正2年)大師一千五十年遠忌には、輪王寺門跡彦坂大僧正の元に、壬生町信徒報恩会を組織し、大師堂の側に東京上野の寛永時天台宗学問所(旧勧学寮)を本堂として移建し、西暦1916年(大正5年)新たに壬生寺を創立しました。
西暦1963年(昭和38年)十一月の 大師一千百年遠忌に当り、本堂や大師堂の改修を行い 天台座主即真周湛猊下、輪王寺門跡管原大僧正導師によって御親教大法要が営まれました。
西暦1964年(昭和39年)には、慈覚大師の研究家ライシャワー米駐日大使 が来山されたそうです。
西暦1971年(昭和46年)歌人の土屋文明氏が来山、慈覚大師御開扉過ぎし、壬生寺に灰冷えびえと大火鉢二つの歌を詠んだそうです。
西暦1990年(平成2年)慈覚大師御生誕一千二百年及び、大師堂建立三百年を記念し、再び報恩会を組織して、鐘楼建設や大師堂、本堂等の改修を行ったそうです。
山門

壬生町壬生寺山門
鐘楼

壬生町壬生寺鐘楼
大師堂

壬生町壬生寺大師堂
地蔵尊

壬生町壬生寺地蔵尊
本堂

壬生町壬生寺本堂
境内は幼稚園を営んでいるようで、駐車場になっていました。
壬生寺データ
所在地 | 栃木県下都賀郡壬生町大師町11-17 |
電話 | 0282-82-0811 |
称号 | 壬生寺 |
宗派 | 天台宗 |
駐車場 | あり |