過放電バッテリー復活方法「一般充電器で可能」

昨年の5月にスクーターdioのバッテリーをユアサバッテリーに交換しましたが、冬シーズは乗らないので、約4ヶ月間放置しておりました。

そろそろ、春本番になり待ち遠しかったツーリングの機会がやってきます。

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2017年シーズン初メンテナンス

2017年最初のメンテナンス施し備えることにしました。まずキーを差し込みONにするとインジケータ類の表示なし、当然フエールポンプモもセルモータも回りません。

2017-2dioバッテリー電圧1.3V

2017-2dioバッテリー電圧1.37V

バッテリー電圧をチェックすると1.37Vしかありません、乾電池並みの電圧では無反応になりますね。

1シーズンで交換それは絶対避けたいですよね。それでは充電器で充電するしか有りませんね。

いつものように、メルテック(大自工業)のバッテリー充電器PCX-2000を使用します。

しかし、メルテックに限らず一流のメーカーで有れば、10.5Vを下回る電圧になると異常として充電しません。(大陸性は解りませんが)

バッテリー異常

深放電バッテリーや過放電バッテリー、サルフェーションを起こしたバッテリーには充電しないと言うコンセプトの様です。

因みに、
深放電とは、12V型バッテリーの場合、負荷をかけたときバッテリー電圧が10.5Vまで放電する状態です。
過放電とは、12V型バッテリーの場合、バッテリー電圧が10.5Vを下回った状態です。バッテリーの劣化が、進行寿命が来ている状態です。
サルフェーションとは、深放電し時間が経つと内部の科学物質が結晶化して、電極板上が導電性の無い膜で覆われ充放電出来ない状態です。

異常としないで充電を無理に行うと、ガスが発生てケース内圧力が異常に上がり歪み、膨らみ、最悪は破裂して火災の原因になる可能性が高まります。

しかし、このままで終わりにするほど、甘い人間では有りません(セコイだけ)実験あるのみです、何事も実験による結果を是としてきたこの人生、やるだけやりますよ。

10.5V以下の電圧では充電不可は誤魔化し可能

1.3Vでは、一流メーカーのメルテック充電器では、素直に充電開始してくれません。

並列接続で充電

我がハイエース手作りキャンピングカーのディープサイクルバッテリー(2番目の)とdioのバッテリーを並列に接続します。

2017-2dioサブと並列接続中

2017-2dioサブと並列接続中

ディープサイクルバッテリー(サブバテリー)と並列接続した状態の電圧は13.45Vの表示になりました。当然dioのバッテリーの電圧ではなくディープサイクルバッテリーの電圧そのものですね。

2017-2dioサブと並列接続バッテリー電圧

2017-2dioサブと並列接続バッテリー電圧

これで誤魔化し完了です。あとはディープサイクルバッテリーと一緒に充電してしまえば一石二鳥のWinwinです。

充電中の電圧
2017-2dioサブと並列接続充電中

2017-2dioサブと並列接続充電中

充電中の電圧は、14.2Vを表示していました。

充電完了時の電圧

3時間後充電完了時のdioのユアサバッテリー単独の電圧は、13.9Vの表示になりました。この程度まで上がれば、充分に役目を果たせると思います。

バッテリー装着、試運転

ユアサバッテリー装着後、早速2017年シーズン初乗りをしてきました、セルモータは少々のクランキングで余計に回りましたが、そこはフィエールインジェクション仕様のエンジンですから、始動性は言うこと無しの状態ですね。
2度目からの始動は、ほぼクランキング無しのいわゆる一発始動ですね。

 

あとがき

けして、この方法を推奨するものでは有りません。ただ1シーズンにして廃棄するのが勿体ないのと実験がしたかったでけなんです。

どうしても実験したい場合は、風通しの良い場所で尚かつ発火物が近くにない所で行ってくださいね。あくまでも自己責任でお願いします。

余談ですが、キャブ仕様のほうが、弄りがいがありとても好きですが、当たり前の様に始動してくれるフィエールインジャクション仕様を使い続けると、これが当たり前になり好きになりますね。

4輪車でもそうでしたよね、マニュアルミッション全盛からATが台頭した頃マニュアルが良くてATの時代が来るのを懸念していた頃とラップします。

 

 

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