栃木県那須郡那珂川町と茨城県常陸大宮市の県境にまたがり鎮座する、ふくろう神社の 鷲子山神社(とりのこさんじんじゃ)の紹介です。
ふくろう神社の 鷲子山神社(とりのこさんしょうじんじゃ)
栃木県那須郡那珂川町から茨城県常陸大宮市の県境を横断する国道293号から地図で示すように、茨城県常陸大宮市側から、 鷲子山の案内板に従い、2.9kmの県境に鎮座します。
栃木県側から県道232号にて訪問は、神社の案内板に出口と表示があり、一方通行を推奨しているようです。
一部狭小路があるため、常陸大宮市方面から行くのが良いかと思います。
由緒
栃木県(那珂川町)と茨城県(常陸大宮市)の県境に位置し、標高470メートルの山頂にあります。
創建は、西暦807年(大同2年)大蔵坊宝珠上人が、諸国遍歴中に四国の阿波国(徳島県)に立ち寄り、製紙業が盛んであることを知り、紙漉きの技術と共に守護神である天日鷲命(あめのひわしのみこと)を勧請し、鷲子山に社殿を建立したと伝わります。
その後、大巳貴命や小彦名命がまつられました。
鎌倉時代末期になると、当地方は下野国中央部を勢力圏とした宇都宮氏支族の武茂氏が統治していました。
神社はかつて朝日嶽と呼ばれる地にありましたが、西暦1522年(天文21年)現在地に再建したと伝わります。
栃木県、茨城県の指定文化財となっています。
近年は、フクロウの神社(不苦労神社)として知られ、運気上昇・金運福徳(宝くじ)・厄難消除を願をかけています。
鳥居が県境
大鳥居(中央が県境)左が栃木県、右が茨城県と珍しい光景が目に入ります。
楼門(安養閣)
県境は楼門の中央を通ります、栃木県茨城県両県の文化財です。
拝殿
本殿
現存する本殿は、西暦1788年(天明8年)に再建されたもので、三間社流造の銅板葦で千木・堅魚木を配し、向拝を付しています。
日本一の大フクロウ
大フクロウ(不苦労)は苦労を運び去り、多くの幸運を運んでもらえる、金運にも恵まれるとして、宝くじの当選願いにも多くの方が訪れます。
鷲子山上神社データ
所在地 | 栃木県那須郡那珂川町矢又1948 |
電話 | 0287-92-2571 |
称号 | 鷲子山上神社 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
あとがき
ゴールデンウィーク中(4月29日~5月7日)に、水戸黄門でお馴染みの水戸光圀公の御神刀を無料公開をします。
茨城県側からの来訪を推奨します。狭小路であるため充分に気をつけて走行なされてください。
混雑が予想されますので、早めの参拝を心がけた方が良さそうです。