ハイエースバックドア雨漏り対策「リアワイパーパッキン交換手順」

昨年の秋雨の頃バックドアのリアワイパートリム(カバー)から雨天走行時に水が浸入していました。

リアワイパー雨漏り

前回の対策は、ガラスとの隙間に砂などの異物が挟まり、雨水を染みこませて雨漏りしていると判断して、外側のリアガラスとの間のパッキンを外して、水洗し、内側にグリースを薄く塗り戻してから水道のホースにて水を掛けて数分間確かめましたところ、水の侵入が見られなかったので、対策が完了と判断しました。

2018年4月に滋賀県~富山方面の旅に出たとき、生憎の雨続きでして、水道のホースにはとうていお呼びもしない水量に見舞われ結果は、大粒の雨だれが室内にはいってきてしまい、バックドアパネルはシミだらけになる始末でした。

そこで旅先だからといって、対策無しでの走行は非常に心苦しいので、雨の降る高速道路のPAにてカサをさして、ビニールテープと養生テープをリアワイパーの軸の付け根とガラスに何層にもして貼り付けて応急措置をしました。その後は応急措置成功で、雨漏りは収まりました。

パッキン

帰宅後、整備でいつもお世話になっている民間の自動車整備工場にお願いして、リアワイパーのパッキンを取り寄せて貰いました。
パッキン3個の内訳は、
1.室内側のガラスとワイパーモーター軸との間に入る
2.室外のガラスとワイパーモーターの軸との間に入る
3.室外のワイパーモーターの軸とワイパーのアームに入る パッキンが届きました。

リアワイパーパッキン3種類

画像は、交換後のパーツです。中央が1.左が2.右が3.ですが、左端の上側のパーツは、まる座が付属していました。

外し手順

室内側の、トリムを外します。特殊工具なしで外しました。

バックドアトリム外し

ガラスとの隙間に指を入れて引きはがします。中央のリアワイパーモータの入っている辺りから外した方が無難です。端からやると外しやすいですが、割れる場合があります。中央から端へまた反対側も中央から端へです。

バックドアトリム外し

バックドアを閉じた状態で中央部を浮かしたら、ドアはオープンにします。そうしないとフレームに当たり外れません。

リアワイパー外し

リアワイパーの取り付けねじのカバーを外します。軸に近い所をガラスと垂直方向に引っ張れば外れます。中にスパナサイズ10mmのナットで締め付けてありますので、ボックスレンチで外しました。

ワイパーは、頻繁に外している、または装着間もない新しいものであれば、引き抜くのも容易ですが、外しづらいですので揺さぶりながら外します。

ワイパーカバー

10mmレンチで外す

 

外側のパッキンを外す

上記の3.のパッキンを外します。引っ張るだけで外れます。中にロックナットが入っていますので、モンキースパナー(300mm)で外しました。

ロックナット外し

内側のパッキンを外す

内側のパッキンを外すには、ワイパーモータを外すか緩めて軸がガラスの穴から外れていないとパッキン交換は出来ません。ワイパーモーターは3ヶ所で固定してありますので、3ヶ所外すか、2本外して3本目を緩めて軸をガラスの穴から外すかになります。電線に負担を掛けないように、後者を選択、1本残してパッキンを外しました。

※注意、パッキンには溝が切ってあるので溝に合わせます。

組み立て手順

室内側

室内のパキンを交換できたら、リアワイパーモーターの取り付けねじを3本共に固定します。

室外側

外した逆の手順で、2.のパッキンを装着して、ロックナットを締め付けます、過度に締めることはないと思います。外したときの感覚を覚えておきましょう。

3.のパッキンを装着して、ワイパーを装着して、ナットを締め付けます。※3.のパッキンの内側には僅かにグリースが塗布されていました。やはりグリースがシールの役目を果たしていると思いグリースを追加しました。

グリース追加

リアワイーパー装着

リアワイパーのカバーを付けます。

バックドアトリムを装着

外したときの逆手順で、中央からはめ込んで行きます。端からやってまだ端の一部しか入っていない状態で、もし手が滑ると過度に負担がかかり割れる場合があります。

関連動画

ユーチューブに投稿しましたので合わせてご覧ください。

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