栃木県下都賀郡壬生町本丸の、医王山真言宗智山派・興生寺の紹介です。
興生寺(こうしょうじ)
壬生城址公園駐車場出入り口から南に、約300mのところにあります。
由緒
江戸時代までは壬生城主代々の祈所でした。
徳川幕府より朱印地30石を与えられ、未寺31寺を有する御朱院寺院でありました。
開基は西暦807年(大同2年)と伝えられています。
後に、西暦1480年(文明12年)に秀海法印により再興されたそうです。
現在の本堂は、西暦1688年~1703年(元禄1年~元禄16年)の再建で、本尊大日如来他10体の仏像を安置し、瑠璃殿には薬師如来座像と等身大の十二神将12本があります。
同堂内の聖観世音像と六観音(上野原七体観音)は、下野三十三観音の第21番札所になっています。
他に弘法大師自筆と伝える大師御影及び釈迦涅槃図などの仏画、京都醍醐三宝院より門跡号菊の御紋章と共に拝領した乗駕一輛が残っています。
境内には、町指定天然記念物で樹令300年を越えるのかやの大木があります。
西暦2003年(平成15年)に本堂の老朽化が目立つため修復されました。
石碑

壬生町興正寺のさくら
山門

壬生町興生寺山門
瑠璃殿

壬生町興生寺瑠璃殿
庫裏

壬生町興生寺庫裏
本堂

壬生町興生寺本堂
かやの大木

壬生町興生寺かやの大木
興生寺データ
所在地 | 栃木県下都賀郡壬生町本丸2-15-31 |
電話 | 0282-82-0538 |
称号 | 興生寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
駐車場 | あり |