茨城県坂東市逆井の逆井城跡の紹介です。
逆井城跡
坂東市は、茨城県の中西部にあり、新国道4号と国道294号を結ぶ国道354号沿いに中心市街地があります。
逆井城跡は、公園化されており、坂東市の北部に位置します。
この城が、築かれたのは鎌倉時代末期ごろと言われています。小山氏の一族の逆井氏だったそうです。
逆井氏は古河公方の配下でしたが、西暦1536年に、北条氏康の家臣大道寺駿河の守に攻め落とされた言う言い伝えがあります。
この地方を確保した北条氏は、西暦1577年に、佐竹氏や多賀谷氏などと敵対して玉縄城主の北条氏繁を城主にして、城の改修をして反北条勢力との境に置いたされています。
今の遺構は、氏繁が藤沢より職人を呼び寄せて大規模改修を行った時のものだそうです。
北条と言えば、風魔忍者が有名です。その忍者300名が駐在したそうです。
二層櫓
室町時代末期を背景に、外観二層の容姿をもつ櫓を復元したそうです。
二層櫓から、西二郭を撮影しました、主殿の屋根と左上には堀が見えます。
関宿城門(せきやどじょうもん)
関宿城の門と言い伝えられているこの門は、本柱が門の中心から前方にずれている薬医門と呼ばれます。関宿城は、久世氏が城主を努めていましたが、廃藩置県により廃城となりました。その後建物は、取り壊されてしまいましたが、そのとき払い下げられたものの一つがこの城門と伝えられています。町内(当時)の民家に移築されていたこの門を、この城跡に移築しました。
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主殿
この主殿は、茨城県牛堀町で発掘調査された、大台城跡発掘の折に出土した主殿を参考に、復元されました。大台城は西暦1595年頃に築城されたもので逆井城と同じ時代に存在していたものです。
正面右半分が主室で、左半分が控え室となっています。
観音堂
旧岩井市の大安寺にあったものを譲り受け、移築復元されたそうです。西暦1588年の建立時の棟札と西暦1845年の再興時の棟札とが現存しています。
逆井城跡データ
所在地 | 茨城県坂東市逆井1262 |
電話 | 0297-20-8666 坂東市観光協会 |
開館時間 | 9:00~16:00 (無料) |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
ペット | 入場禁止 |