栃木県真岡市根本境沢地区の、足利尊氏開基の観音堂の紹介です。
足利尊氏開基の観音堂
根本山いきものふる里根本山自然観察センターの玄関口にあたる、根本山の麓にあります。
先日紹介しました、大雄山能仁寺の近隣です。
聖観世音菩薩と馬頭観世音菩薩を本尊として、西暦1338年に足利尊氏が開基したといわれています。この地根本境沢地区に建立されたのは、次のようないわれがあります。
西暦1320年7月9日の夜に、足利尊氏が十五歳のときに、夢枕に異形の僧侶が立ち「自分は根本境沢の土中に埋没している観世音である武運長久を願い大将軍を望むならば、来て我が体を拝せよ」というのでありました。掘り起こしてみると、聖観世音と馬頭観世音が白蛇と黒蛇が護られていました。足利尊氏は深く感銘してこれを尊信して、ここに安置されたと言われています。更に、本堂の守護として、五年後、西暦1343年大雄山能仁寺を建立したといわれています。
本堂
道路が狭いカーブの内側にあるため、石段から撮影しました。縦横な面持ちは、時を忘れて暫し、瞑想状態になりました。
観音堂内部
格子戸の隙間から撮影しました、観音様は安置されておりませんでした。
駐車場がありませんし、道路が狭く路上駐車も出来ません、200メートル程度北に行くと、道路が広くなるので、駐車可能です。
境沢観音堂データ
所在地 | 栃木県真岡市根本小字境沢5 |
称号 | 観音堂 |
電話 | 0285-83-7731 (真岡市教育委員会 文化課 文化財係) |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |