栃木県鹿沼市深津の深津城跡(延命寺)の紹介です。
深津城跡(延命寺)
鹿沼市は、栃木県の西部にあり、県都宇都宮市の西側に立地します。
深津地区は、鹿沼市の中心市街地の東側に位置し、宇都宮市の間にあり、やや宇都宮市よりにあります。
洗濯物込んでいる最中のご婦人に挨拶をして、城跡の話や、由緒に付いてお伺いをしました、実にご丁寧にお答え頂きました、後でお聞きしたら、ご住職夫人でした。
住職夫人のお話に依ると、代々の住職の墓の所に、深津城主の墓所があったそうですが、子孫が墓を現在代々の墓に移設したとの事でした。(その経緯や背景は不明のようです)その子孫は今も城内の東側武子川の辺に居住しています。
四度の火災に遭遇
四度の火災に遭い、現在の本堂は、西暦1881(明治十四年)に再建されたそうです。
寺伝も焼失して、記録がほぼ残っていない状態だそうです。
城郭
延命寺を中心とした地が城跡になります。
城の東を流れる武子川(たけしがわ)が天然の堀であり、川を隔てて東側は宇都宮市になります。宇都宮城の支城であり、宇都宮城の南西4㎞に立地し、西暦1558~1569に宇都宮広綱の家臣小林豊後守が築城し、西暦1597(慶長2年)、宇都宮氏の改易に伴い廃城となり、小林氏はこの地で帰農しました。
延命寺の西側に二重の堀があり、内側の堀は用水路を兼ねた水堀が綺麗に残っています。
この堀は境内の南側で東に曲がり、その先に本郭と推定されています、周囲を堀で囲まれた60m四方ほどの広さの曲輪と思える遺構が見えます。
城域は東西300m、南北400mくらいです。
城の南東、鹿沼側に武子川(たけしがわ)が流れています、これが天然の要塞そのものです。
最後本堂内を拝観(鹿沼組子の欄間)
本堂内に鹿沼市の伝統工芸の鹿沼組子の欄間たありました。素晴らしい木工の巧の技です。見ていて目がくらくらして来ました。しかし撮影は許可されませんでした。公開できないのは、誠にもって残念です。明治17年の作だと仰っていました。
あとがき
鹿沼組子と言葉の響きだけですと女性の名前の様に感じますが、栃木県鹿沼市の伝統工芸です関連記事栃木県のホームページを見て頂ければ幸いです。
参考資料 鹿沼組子 とちぎの伝統工芸 (栃木県ホームページ)
城の南東、鹿沼側に武子川(たけしがわ)が流れています、これが天然の要塞そのものです。
延命寺データ
所在地 | 栃木県鹿沼市深津1435 |
電話 | 0289-76-3675 |
称号 | 延命寺 |
宗派 | 天台宗 |
駐車場 | あり |
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