栃木県さくら市の、狭間田の薬師堂の紹介です。
狭間田の薬師堂
さくら市の国道293号と県道225号の松山交差点(コンビニエンスストアーあり)から約2km南進すると、信号機のある交差点にでます、200m東進してほどに入り口の案内柱があります。
由緒
近世になると、民間信仰が活発になり、中でも現世利益を願う民衆の願いを聞いて、直ちに救済する仏である観音信仰が盛んに行われました。
しかし、観音は、名称や姿形などが、多種多様で「変化の仏」(へんげのほとけ)と言う通り七観音から三十三観音まであり、民衆の求めにより、観音信仰は様々に広がっていきました。
民衆にとって、西国の三十三観音巡拝は容易では有りませんでしたので、下総国の木喰(もくじき)上人、相頓(そうとん)は、衆生の悲願達成のため、五穀を断ち精進苦行して、西暦1685年(貞享2年)八観音と千体仏を完成させました。
これが、狭間田の崇光寺観音でしたが、崇光寺は、明治初期に廃寺となり現在の薬師堂に移されました。
江戸中期の寄木造で総金箔仕上の七観音像は、西国三十三観音の代表仏を正確に模作したものです。
薬師堂
残念ながら、観音像は確認出来ませんでした。
狭間田の薬師堂データ
所在地 | 栃木県さくら市狭間田 |
電話 | 028-681-1125(さくら市役所) |
初号 | 薬師堂 |
駐車場 | あり |