春になり旅行の季節到来です。
なにかと出番が増えそうなハイエース手作りキャンピンカーですので、メンテナンスをしておきたいと思います。
メーカー推奨のタイヤローテーション
貸し出してそのままになってしまい、今シーズンは冬タイヤを装着していませんでしたが、タイヤローテーションからしました。
今回の走行距離は、約3000km程度ですからやらなくても良さそうですが、シーズンイン中の暑い最中のタイヤ交換を避けるべく作業しました。
前荷重のハイエース
ハイエースは、前荷重のためフロントタイヤに過度の負担がかかります。
貨物タイヤにしていれば、それ程まめなチャックはなくても良いのではないかと思いますが。
8ナンバー登録後は、貨物タイヤでなくとも、法律的には問題なし
8ナンバー登録後は、貨物タイヤでなくとも、法律的には問題がありませんから普通タイヤを装着しています。
ただし耐荷重(ロードインデックスIL)は満たす必要はあります。
片減りテスト
前回のたタイヤでどのくらい変形または、片減り・段減りが出るか、BSプレイズPZX(スカイライン用純正新車外しのタイヤを入手)で実験しましたが、8000kmローテーション無しに、走行した結果、外減りの段減りでブロックパターンが捲れそり上がる状態になりました。(ミシュランプライマシー3st215/60R17・96Vを購入してあったので、早期に取り替えるつもりでしたので)このようにならぬように、こまめにチェックして、ローテションをすることをお勧めします。
ローテション参考図
下記の画像を作りましたので、見て頂ければ良く分かると思います。

タイヤローテーション
ハイエース貨物車はスペアタイヤも通常使用
ハイエースは、元は貨物車でしたので、荷物を積んでいて、タイヤがパンクすると、乗用車の様なスペアータイヤでは、問題なので、同等のタイヤがスペアとして積んであります。
順々に、少しづつ減らさないと、スペアータイヤだけが新品状態のままで、やがては経年劣化で割れなどが生じ使えなくなりますよね。
故に、スペアータイヤも均等に減るようにした方が、いいですね。
このローテーション方法は、ハイエースの取説にも出ています、メーカー推奨です。
しかし、乗用車用タイヤを装着したくなるのが、ハイエース乗りの悪いところ、いや良いところでもあります。
ハイエースは2駆も4駆もFR式ローテーション
ハイエースの、4輪駆動車はセンターデフをもつタイト4輪駆動車になります、したがって、FR車と同等のローテーション方法をとっています。(ミシュランプライマシー3st215/60R17・96Vは方向性がありません)
FF型4駆はFF式ローテーション
FF型の滑り始めてからリヤを駆動して4輪駆動にしている車両は、FF車と同じローテーション方法で良いと思います。
ハイエース4WD拘りのローテーション
ここまでは、メーカー推奨のタイヤローテンションですが、独自の考え方で、画像の右端の方向性のあるパターンと同じく前後交換に拘っています。
上述したようにハイエースの場合、極端な前加重です、それに耐荷重(LI)ギリギリの乗用車用タイヤを装着するのは、誠に可哀想です。したがってなるべく労るような使い方が、長持ちの秘訣です。
ハイエース四駆の場合、左前後も右前後もそれぞれ負荷は接地面に対して同一方向です、常にその負荷に耐えるように癖が付いている状態になるのを、ローテンション時にクロスチェンジすると負荷方向が逆になり、内部破壊を生じる可能性が高まります。
故に、一度進行方向を決めたら、使用終了まで同一にした方が、良いと言う事です。
最近のタイヤは、技術も向上してその様にならない工夫はされていると思いますが、重量車に対しては、拘っても良いのではないでしょうか。
フロントタイヤの、パターンを見て頂ければ解るように、進行方向のパターンが捲れ(めくれ)上がっていまうしょね。これが、ノイズの一因になります。

左フロントタイヤ

左リアタイヤ

右前後フロントタイヤ
リアタイヤの、パターンは進行方向のパターンが捲れ上りが、フロントほどではなくほぼ平らです。
フロントタイヤを、リアに入れて走行すると捲り上がりは緩和(ほぼ平らな状態)されます。
リアタイヤからフロントに入れて走行すると、走行距離によりやがては、捲れ上がります。
その繰り返しで、スリップサインが規定値になるまで、走行する事をお勧めします。
あとがき
拘りのタイヤローテションをしても、ハイエースのボディー形状(重心高)やサスペンションの関係で、肩減りは避けられません、極端に片方だけ残って勿体ないようでしたら、ホイールからタイヤを一旦外して、左右入れ換えする事も検討の余地があります。その場合は、進行方向が逆になります。
この拘りは、40年前ですが、サーキットレースの時の我が師匠が、タイヤについてのお話を良くされていましたので、未だに師と仰ぐか方の、お話は大事にしているわけです。
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