毎日良い天気が続ましが、風が冷たくて長い間屋外での作業は、厳しいですね。
しかし、今日もはエースを弄って遊んでいます。
200系ハイエースのボンネット
ハイエースのボンネットは、ヒンジに対して、縦と横の比率が極端に違います。
通常の乗用車に比べて横幅が長いのです。当然歪みが出てしまします。すると右と左のフェンダーとの段差が著しく生じる場合があります。
ワイドボディーは出やすい
我がハイエース手作りキャンピングカーは、ワイドボディーですので、この兆候が、新車当時顕著に表れていました。
気になさらない方は、多くいるようで最近も、知人のハイエースにボンネットとフェンダートに段差があり、指摘させて頂いて調整をしてあげました。
そこで今回、画像を交えて調整方法を紹介させて頂きます。
調整作業手順
下の画像は、撮影のため故意にボンネットがフェンダーに対して、低い状態を再現しています。
一目で、フェンダーよりボンネットが低いのが、お解り頂けると思います。
ボンネット開手順
ボンネットを開ける手順は、運転席ステアリング下の給油口扉の開レバーの隣にあります。引いて開けたら、ボンネット中央裏のレバーを引きながらボンネットを開けて、ストッパーで固定してください。
ボンネットゴムを調整
下の画像は、運転席側のボンネットゴムです。
下の画像は、助手席側のボンネットゴムです。
通常のボンネットゴムとの違い
通常のボンネットゴムと言われている製品は、丸い本体の中心が半分程度まで丸穴がえぐれていて、その穴にボルト固定してありますが、このハイエースの場合は、本体の外周にスクリュー溝が刻んであり、ゴム自体を回転させる事により、ゴムの先端部分の出代が変化して、アジャストが可能になります。
正ネジと同様
正回転ねじですので、右に回す(時計回り)と高さが低くなり、逆に左に回す(反時計回り)にすると高さが高くなります。
今回撮影のために、ボンネットを低くした状態ですので、左に回す事によりボンネットがゴムに当たり前方向に押されることになり、フェンダーとの高さが合うようになります。
異音発生防止対策
下の画像のように高さが合いました。調整後はボンネットの下側を持ち、前方にゆすって見てください、ガタが多いと振動で異音が発生する場合が有ります。
ガタが有るようでしたら、ほんの少しボンネットゴムの高さを上げてください。
フェンダーとの高さは同一が見た目が良いでしょうが、ガタを無くすためには、ボンネット側が少々出ていても、良いでは無いでしょうか。
風の流れを考慮すれば、ボンネットの方が高くても良いと思います。
調整は、一気に回すのでは無く、少しずつ回して調整した方が宜しいかと思います。
あとがき
一度も調整したこの無い車両や経年劣化のため固着している場合が有ります。無理に回すとボンネットゴムが、切れてしまう場合が有るかと思われます。
寒い日の朝などは特に注意が必要です。
どうしても合わない場合は、ボンネット自体を矯正するしか有りませんが、強行に施工すると取り返しの付かない状態になる場合が生じます、その際は整備業者にご相談ください。
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