栃木県下野市(しもつけし)の慈眼寺(じげんじ)の紹介です。
慈眼寺(じげんじ)
下野市(旧国分寺町)のJR小金井駅から国道4号にて北進して、約1kmに立地します。
由緒
慈眼寺は、1196年に上野(こうずけ、現群馬県)の豪族新田義兼によって開基され、新田一族の祈願所として建立されたと言われています。
室町時代には、京都醍醐寺の直末寺院となり、室町幕府の庇護を受けて栄えたそうです。
江戸時代に入ると、1649年に3代将軍家光から御朱印20石を賜りました。そして住職は毎年正月、江戸城に年始参内を許され、その際は10万石大名の待遇を受けたと言われています。
関東八十八カ所霊場第二十番札所となっています。
徳川将軍家日光社参小休所・御昼食所
慈眼寺は、1649年の徳川家綱の日光社参までは将軍の小休所とされていて、1728年の8代将軍吉宗の日光社参以降は昼休所となったと伝わります。
慈眼寺境内には御成御殿が建てられていたそうです。
山門

慈眼寺山門下野市
本堂

慈眼寺本堂下野市
庫裏

慈眼寺庫裏下野市
観音堂

慈眼寺観音堂下野市
毎月17日には、護摩法要が執り行われます。午前十時半予定だそうですが、この日は、11時を過ぎてから始まりました。
大勢の信徒が集まりました。

慈眼寺観音堂下野市
鐘楼

慈眼寺鐘楼下野市
鐘と突くときには、鐘楼の裏側にある入り口から入り階段にて、上階に登るそうです。

慈眼寺鐘楼入り口下野市
慈眼寺データ
所在地 | 栃木県 下野市 小金井1丁目26-2 |
電話 | 0285-44-3216 |
称号 | 慈眼寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
*慈眼の意味は「仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を見る慈悲の目」だそうです。
追記、2017.4

慈眼寺桜開花