ハイエースローダウン後の異音「ローダウンブロックを加工」

知人が、200系ハイエースの4型スーパーロングハイルーフを購入後、改造業者に依頼して、ローダウンブロックキット(1.5インチ)などを取り付けて貰ったそうですが、施工前はしなかった異音が出るようになったと相談を受け、対処できましたので、記事にして投稿します。

ハイエースローダウン

話を伺うと、ある一定の速度(約50km/h~)に達すると風切り音のような笛の音に似た感じの音が後方から聞こえるという。

まぁ、走行していれば殆どの異音は、後方から聞こえてしまうんですが。

フロントはトーションバー緩めで、リアは1.5インチローダウンブロックキットを使用したそうです。

ローダウンとは

通常、フロントはトーションバーを緩めるまたは、ローダウン用のトーションバーに替えるかです。この場合あまりフロント側の外観形状の変化はありません。
リヤはローダウンブロックキットまたは、ローダウン用リーフスプリングを変更しますね。外観の形状が変化するのは、ローダウンブロックが付くことです。またヘルパーリーフ外しと言う方法もあります。
このローダウンブロックは、直方体をしていて、リーフスプリングとホーシングの間に挟み、Uボルトで固定します。
固定されているリーフスプリングに対しローダウンブロックの高さの差の分ホーシングが上昇して、ボディーが結果として地上高さが下がる仕組みですね。

持ち主が対策を業者に相談

一番先に、相談するのは、施工して貰った改造業者ですが、相談しても解らないの一点張りだそうです。
(面倒なだけか)

足回りからの、異音はディーラーに行って見て貰うべきだとのと答え出そうです。

ローダウンしてから異音がする旨を伝えても、全く聞き入れて貰えなかったそうです。

ローダウンやその他の改造をしている車両は、リコールなどの場合を除き、ディーラーに受け入れて貰えません。

改造前に戻してディーラー持ち込むのであれば、異音はしないはずですので、意味がありませんね。

改造は、実績があり信頼できる業者を選ぶべきですね。

相談を受け対策

今までに、多数のローダウンブロックキットを使用した友人知人を見て情報を集めましたが、施工後に1.5インチンのブロックで風切り音のような異音がするのは、聞いたことがありませんでした。まれに、ヘビーローダウンでフロックの高さ(3インチ超)がある場合は風の抵抗を受けやすく異音発生する可能性が多い。

まず考えられるのは、ブロックの形状がどうであるかです。メーカーにより形状が微妙に違い、面取りしてあるものもあります。面取りのしていない直方体または、面取りが丸くない、面取りが小さすぎるなどは、風をまともに受け風切り音が出やすいと言うこと。

取り敢えず、フロント側の縦2辺を丸く削るように伝える。余力があれば、リヤ側の縦2辺を丸く削るように伝える。

アルミ製のローダウンブロックであれば、ヤスリで容易に削れますが、スチール製だと外さないで削るのは相当に疲れると思います。

ローダウンブロック面取りイメージ

結果

異音は法定速度内では発生しなくなりました。やはり、ローダウンブロックのフロント側の縦2辺から風切り音が出ていたと言う事になりました。

外さないで削った彼は、さぞ疲れたでしょう、ご苦労様でした。

トルクレンチを使用しないで施工するような、信頼できない業者が多いため、ローダウンブロックのUボルトの締め付けトルクを確認した方が良いと思います。

一般的には、10~10.5n・mです。

 

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