栃木県芳賀町延生(のぶ)の、「紐解地蔵」と言われる、延生地蔵尊の城興寺の紹介です。
延生地蔵尊の城興寺
芳賀町の中心街(町役場)から約2kmの所にあります。
由緒
西暦1923年(天正12年)堂塔伽藍が全焼し、記録なども焼失し、開基、造立は不明ですが、その昔、後鳥羽、土御門、順徳天皇の頃、その寵愛していた后妃が懐妊しました。
月満ちても出産の気配がなく、御門は大変心配なさり、諸寺諸山の大徳安産の祈祷をしたが、生まれる様子はありませんでした。
ある晩、夢枕に僧が出てきて「女人の安産は地蔵菩薩の十種の大願の第一なれば、この菩薩を信仰すれば、安産疑いなし」と言って消え失せました。
それ限りの夢で、翌日になって后妃は産の紐を解き安々と皇子誕生したとい言われています。
これが「紐解地蔵」と言われる由縁です。
夢のお告げを深く感じ、運慶に地蔵菩薩を彫刻させ、この地に堂塔房宇を建立して、ここに安置し、皇城繁興を念じられ、寺名を「城興寺」とし、”延びて生まれ”より延生と名付けられたと言われています。
延地蔵尊城興寺山門
延地蔵尊城興寺鐘楼
延地蔵尊城興寺本堂
延地蔵尊城興寺境内
延生地蔵尊の城興寺データ
所在地 | 栃木県芳賀郡芳賀町延生1641 |
電話 | 028-678-0422 |
称号 | 延生山 城興寺 |
宗派 | 天台宗 |
駐車場 | あり |